「花火伝統文化継承館」で大曲の夜空を彩る花火について学ぶ

大仙市大曲地区は、毎年8月最終土曜に開催される「全国花火競技大会・大曲の花火(以下、大曲の花火大会)」で全国的に有名な地。

「大曲の花火大会」は100年以上の歴史をもち、新潟の「長岡まつり大花火大会」、茨城県の「土浦全国花火競技大会」と並んで日本三大花火のひとつに数えられる、権威ある花火大会です。

今回は、そんな大曲の花火文化を紹介する「花火伝統文化継承館〜はなび・アム」でその魅力に迫ってみましょう。

文化 秋田県 大仙市 Vol.3 2019/09/03

全国の選りすぐりの花火師が日本一をかけて腕を競う

毎年日本全国で花火大会が開催されますが、そのほとんどは地域のイベントや納涼祭の催しのひとつとして行われています。

 

一方、「大曲の花火大会」は、花火師たちの“競技会”。

 

全国から集まった名だたる花火師たちが、腕によりをかけて製作した渾身の花火を発表し日本一を競います。

 

大会は、「昼花火」「10号玉」「創造花火」の3部門に分かれており、それぞれ細かく設けられた採点基準の中で、最も点数の高かった花火師には、花火界最高峰の賞「内閣総理大臣賞」が授与されます。


そんな大曲には、「花火通り商店街」があったり、地元花火業者あったり、そして大曲花火倶楽部による「花火鑑賞士認定試験」もあったりと、街をあげて花火だらけ。

 

さらに、この地は「創造花火」発祥の地としても知られています。

 

「創造花火」とは、当時丸い花火が一般的だった時代に、「花火は三角や四角でもいい」という斬新な発想から生まれ、昭和39(1964)年の大会で全国で初めて取り入れられたのだそう。

 

花火師たちはそれぞれにテーマを決めて、色彩、リズム感、立体感といった創造性を追求。

 

音楽がある場合はそのイメージと合っているかどうかなども審査のポイントとなり、技術だけでなく表現力も問われます。


花火の魅力を多角的に体感できる新施設

「花火伝統文化継承館〜はなび・アム」は、この花火文化を広く伝えるべく大仙市大曲に2018年8月オープンした新施設。

 

2フロアにわたり、花火の構造や歴史などについての分かりやすいパネル展示があるほか、江戸時代の火薬調合資料など約1万4千点の貴重な花火関係の資料を閲覧できます。

 

また、ここに来たら必ず立ち寄りたいのが「はなび・シアター」。

 

縦6m、横8mの巨大な4K4面の大画面で「大曲の花火大会」の様子を定期上映しており、立体的な映像と臨場感ある音響で、迫力満点の打ち上げ花火を見られます。

 

実際に大会を見に行く場合は、周辺の宿泊施設など大変混み合うので早めに予約を。

 

大会に行けなくても「花火伝統文化継承館〜はなび・アム」で、歴史ある花火の美しさを体感してみてはいかがでしょうか。


花火伝統文化継承館〜はなび・アム

住所
大仙市大曲大町7-19
電話番号
0187-73-7931
営業時間
火〜日9:00〜16:00(月曜が祝日の場合は翌平日が休館)
WEBサイト
https://hanabimuseum.jp
Related article関連記事