秋田のご当地ひんやりスイーツ「ババヘラアイス」

夏場に秋田県内の国道をドライブしていると、パラソルの下で女性がポツンと座っているのを見かけるはず。

不思議に思って立ち寄ってみると、そこには「ババヘラアイス」の文字。

聞けば、このアイスクリームは秋田県民のソウルフードで、この露天販売が王道のスタイルなのだそう。

販売員を務める中年以上の女性(ババ)が、金属製のヘラを用いてコーンへ盛りつけることからつけられた、何ともストレートなネーミングがユニークですが、このひんやりスイーツは夏の秋田の風物詩となっています。

秋田県 秋田市 Vol.5 2019/09/10

秋田のご当地ひんやりスイーツ「ババヘラアイス」

「ババ」たちの服装はみんなそろって「ほっかむり×長袖シャツ」。

 

この姿は農作業の服装そのままであり、農家の女性を農閑期の副業として雇い販売したことに由来するのだとか。

 

彼女たちがパラソルの下で販売するメニューは「ババヘラアイス(200円)」の1品のみ。

 

欲しい数を伝えると、手前にある保冷缶の蓋を開け、ヘラを使って手際よくコーンに盛りつけてくれます。

 

缶の中にはピンク色のイチゴ味と黄色のバナナ味の2種類の味のアイスが入っており、それらを交互に重ねていきます。

 

シンプルな載せ方が一般的ですが、まれにバラの形に美しく盛ってくれる「名人ババ」も存在するのだとか。


花のようなきれいな盛りつけが目にも楽しい

きれいに盛ってもらった時は食べるのがもったいない気持ちにもなりますが、すぐに溶けてしまうので躊躇している時間はありません。

 

ひと口食べると、口どけのよいシャーベットにも近い食感。

 

不思議と懐かしい気持ちになる癒し系の味わいです。

 

さっぱりとした甘みなので、2つや3つでもペロリといけてしまいそうです。

 

近年では、コンビニの棒アイスとして売られたり、ミルキーやミルクケーキなどとコラボしたご当地お菓子もおみやげ屋さんに並んでいます。


優しい甘さが口いっぱいに広がる

路上販売のほか、道の駅やサービスエリア、スーパーマーケットの駐車場、イベント会場など、人の集まりそうなところに出没するケースもあるので、見かけたらぜひ立ち寄ってみて。

 

「ババ」の笑顔とひんやりアイスに元気がもらえるはずですよ。


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