愛着のある「大館曲げわっぱ」を求めて「大館工芸社」へ

曲げわっぱとは、スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる円筒形の入れ物のこと。

日本各地の伝統工芸品になっていて、青森県藤崎町ではびばの曲物、静岡県静岡市の井川メンパ、福岡県の杉の博多曲物など、呼び名も趣もさまざま。

そんな中でも、江戸時代から伝わる技法を守る「大館曲げわっぱ」は、唯一、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されています。

大館駅から車で5分ほどの場所にある「大館工芸社」では、そんな「大館曲げわっぱ」作り体験が人気です。

体験 秋田県 大館市 Vol.7 2019/09/17

バラエティ豊かな曲げわっぱのアイテムにびっくり

「大館工芸社」は、4名の伝統工芸士を含む28名の職人を抱え、丸太の買い付けから製材、曲げ加工、桜皮縫い、底入れ、仕上げまで一貫して行なう、大館曲げわっぱを代表する会社です。

 

店内に入ると大小さまざまなサイズ、形の曲げわっぱがずらり。

 

シンプルなものから、モダンなデザインのものまであってどれもとても魅力的。

 

手に取った時の肌触りも気持ちよく、愛着をもって長く使い続けられそうなアイテムばかりです。

 

大館の曲げわっぱの特徴は、何といっても材料となる秋田杉の美しい木目と色合いです。

 

一つひとつ木目が異なるので、よく見てお気に入りを見つけましょう。


曲げわっぱを身近に感じられる充実の内容

制作体験はショップに併設された専用の部屋で行います。

 

事前予約が必要ですが、子供から大人まで楽しめる内容なので家族連れやグループで参加する人も多いそう。

 

製作できるアイテムは、直径18cmのパン皿(3000円、所要1時間30分)と直径21cmの七寸盆(4000円、所要1時間30分)、蓋つきの丸弁当(5000円、所要2時間)の3種類。

 

難易度も異なるので本格的に製作したい人は丸弁当を選ぶと満足できるかもしれません。


まずは丸枠に底板をはめ込む作業からスタート。

 

これが驚くほどぴったりサイズで、はめ込むのにはカナヅチが必要なほど。

 

接着剤で固定し乾かしたら、やすりで角や面をなめらかにしていきます。

 

秋田杉は柔らかいので傷を付けないように慎重に……。

 

愛着がふつふつと湧いてきます。

 

そうして曲げわっぱをぐっと身近に感じたところで、職人さんに大館曲げわっぱの歴史や特徴をレクチャーしてもらったり、曲げの作業を体験させてもらったり、充実の内容で製作時間はあっという間。

 

秋田杉は吸湿性に優れているため、ごはんはもちろん、パンを置いても盆が適度に水分を吸って香ばしい食感をキープしてくれるのだそう。

 

シンプルなので和洋問わずさまざまな食卓に合わせられるのも魅力ですね。

 

自分だけの思いれのある一品を作りに、ぜひ「大館工芸社」訪れてみてください。


大館工芸社

住所
秋田県大館市釈迦内字家後29-15
電話番号
0186-48-7700
営業時間
毎日9:00〜17:00
WEBサイト
http://www.magewappa.co.jp
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