当時の趣を今に伝える「弘前城」で江戸時代にタイムトリップ

国の重要文化財にも指定され、桜や紅葉の名所としても知られる弘前城は、弘前に来たらマストで訪れたいヒストリカルスポット。

江戸時代から現存する天守が全国に12ヵ所ある中で、東北では唯一ここだけという貴重な史跡で、現在も堀や石垣、土塁などの城郭の全容がほぼ廃城時の原型をとどめています。

そんな歴史的価値の高い史跡を散策しながら、津軽地方の政治や経済の中心であった江戸時代に思いを馳せましょう。

文化 青森県 弘前市 Vol.4 2019/10/10

江戸時代に東北の中心として栄えた城

まずは弘前城の歴史をざっくりと。

 

1590年、津軽地方の統一を成し遂げた大浦為信が、豊臣秀吉から4万5千石の領地を得ました。

 

この時大浦を津軽と改姓し、為信は1594年に藩の基礎作りをスタート。

 

1600年、為信は関ヶ原の戦いの活躍で徳川家康より更に2千石の加増を受け4万7千石の弘前藩が成立しました。

 

1603年には江戸幕府の成立とともに現在の弘前に新たな町割りを行い、築城を計画したものの、1604年に為信が亡くなったことで計画は一時中断。

 

1609年 2代目の信枚が、築城を再開。急ピッチでの築城を行い、1611年にわずか1年と数か月で完成。当時は5層6階の大きな天守でした。

 

しかし、1627年に落雷で天守を焼失。その後約200年もの間天守がない状態が続きましたが、1810年に現在の3層の天守が再建されました。


完成から20年も経たないうちに天守が焼失してしまうなんて、なんという不運……。

 

しかもその後、時代の制約もあり200年も城のシンボルである天守がなかったなんて不憫でなりません。

 

弘前城は敷地内を自由に散策できるほか、天守の中に入ることが¥もできるので、当時の領主や領民の無念や、再建への執念など、感情移入しながら見学するとおもしろいですよ。


四季折々のさまざまな楽しみ方がある

弘前公園内では、雄々しい甲冑や美しい着物など、本格的な伝統衣装を身に付け写真撮影ができる「お殿様お姫様衣装着付け体験」というユニークなサービス(有料)もしています。

 

春は「さくらまつり」、夏は「弘前ねぷたまつり」、秋は「菊と紅葉まつり」、冬は「雪燈籠まつり」と、季節に合わせてさまざまなイベントも催されるので、いつ行っても異なる表情が見られるのも魅力ですね。

 

写真提供:弘前公園総合情報サイト


弘前城

住所
青森県弘前市大字下白銀町1
電話番号
0172-33-8739
営業時間
弘前城本丸・北の郭の入場は9:00〜17:00
WEBサイト
https://www.hirosakipark.jp
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