「BUNACO西目屋工場」で世界が注目する工芸品を体感しよう

ハイキングのあとは、白神産地の麓でブナを生かした工芸品を作っている「BUNACO(ブナコ)」の工房を訪れます。

ブナの木は「森のダム」と呼ばれるほど水分が多く、建築材など加工品には向かないとされてきたのだそう。

そんなブナを生かし、付加価値の高いものづくりをするため、1956年に青森県で考案された技術がBUNACOです。

廃校になった小学校の建物をそのまま利用した工場では、予約不要で製作の様子を見学できるほか、製作体験(要事前予約)も可能です。

体験 青森県 弘前市 Vol.8 2019/10/25

工場見学でBUNACOアイテムの美しさの秘密に迫る

まずは、工場内の見学から。

 

ブナの原木をかつらむきの原理で約1mmの厚さにスライスし、テープ状にカットにしたものを巻き重ね、それを押し出して形成するのがBUNACOの技法。

 

巻き重ねる工程や、形成、仕上げなど、製作の工程は細かく分かれていて、各教室に別れた工程を順に見学することで、BUNACOがどのようにできていくのかを知ることができます。

 

職人たちは涼しい顔で作業していますが、手元を見ているとかなりの力仕事なのが分かります。

 

熟練の感覚で一つひとつ丁寧に手作りされることで、独特の美しさと温もりが感じられる製品が生まれていきます。

 

音楽室ではBUNACOで作られたスピーカーの試聴も可能。空間を包み込むやわらかな音質はぜひ聴いてみてほしいです。


見るのと作るのは大違い! 製作体験で職人のすごさを再確認

見学でBUNACOについて学んだところで、製作体験にうつりましょう。

 

このプログラムでは初心者でも挑戦しやすい、直径25cmほどの器を作ります。先生に見本を見せてもらったらさっそくスタート。

 

テープ状のブナが平らに巻き重ねられた状態のものを、茶碗の側面を使って丸みを付けていくのですが、これがはじめはびくともしません。いかにきつく巻き重ねられているのかが分かります。

 

先生にアドバイスをもらいながら、全身の体重をかけて、少しずつ、本当に少しずつ傾斜を付けていきます。

 

少し丸みを帯びてきたら徐々に柔らかくなってきて、がぜん楽しくなってきます。


ここからがセンスの見せどころ。

 

丸みのある形や直線的な形、縁にいくにつれ広がる形など、自由に形成できるので、頭にイメージを思い描きながら形を作っていきます。

 

修正はいくらでもできるので、納得するまでいろいろと試してみるといいでしょう。

 

今回はアシンメトリーの形にしてみましたが、BUNACOのやわらかな曲線が感じられるフォルムに我ながら大満足です。

 

最後は職人にきれいに仕上げてもらい、約1ヵ月後に発送してもらいます。


併設のおしゃれカフェでほっとひと息

体験後は併設の「BUNACO CAFE」でお茶をするのも忘れずに。

 

照明やスツールなどさまざまなBUNACO製品がおしゃれに配された空間は、もとは給食室だったのだとか。

 

アップルパイやバウムクーヘンなどのスイーツのほか、ランチタイムにはパスタなどの日替わりメニューも楽しめます。

 

ブナコの美しさを五感で体感できる「BUNACO西目屋工場」に、ぜひ訪れてみてくださいね。


BUNACO西目屋工場

住所
青森県中津軽郡西目屋村田代字稲元196
電話番号
0172-88-6730
営業時間
見学9:00〜16:00(12:00〜13:00休憩)、BUNACO CAFE10:00〜17:30(L.O17:00)日・祝17:00まで※不定休
WEBサイト
http://www.bunaco.co.jp/
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