沖縄らしさ全開のカラフルな器を求めて「南島焼工房」へ

川平湾から車で10分ほどの人里離れた山の中にある「南島焼工房」で、一つひとつ丁寧に作られる「南島焼」。

石垣島の土で形作られる素朴なフォルムと、島の強い日差しによく映えるパワフルなデザインが特徴で、全国に多くのファンをもちながら、島外ではなかなか手に入らないと言われる幻の焼き物です。

工房では、商品の購入ができるほか、タイミングが合えば製作の様子を見学することも可能です。

工芸品 沖縄県 石垣市 Vol.8 2019/08/08

陶芸を愛する一家による手作りの工房

「南島焼工房」は、家族全員陶芸家というロリマーさん一家の、母・奈美さんと娘・キャサリンさんが営む工房です。

 

奈美さんは、京都やニュージーランド、オーストラリアで陶芸を学び、帰国後に日本国内を旅する中で石垣島の土に惚れ込み移住。

 

それから約40年に渡りこの地で「南島焼」を作り続けています。

 

南国の植物が生い茂る敷地内には、小さなショップと工房、窯、居住スペースなどの建物が点在していますが、すべてセルフビルドというから驚きです。


一点一点丁寧に作られる表情豊かな作品たち

製作は粘土からすべて工房で手作り。

 

粘土作りに1ヶ月、そこから成形、素焼き、絵付け、本焼きと少しずつ作業が進められていくので、完成頻度は3ヶ月に1回ほどになるのだそう。

 

作品に描かれる絵柄は、魚や動物、植物などバラエティ豊かで、クマノミやマンタ、ゴーヤなど沖縄らしいモチーフも見られます。

 

一方、和洋折衷さまざまな料理と相性が良さそうな幾何学模様も素敵。

 

どれも力強い線とカラフルな色使いが特徴で、眺めているだけで元気が出るような不思議なパワーがあふれています。


とにかく人気の器なので、時期によっては工房にも商品がほとんどないこともあるのだそう。

 

訪れる前に連絡をすると安心です。

 

また、毎年12月に八重山の陶器が一堂に集まる「石垣島やきもの祭り」には数も種類も多めに出品するそうなので、焼き物好きの人は必訪です。

 

また、娘・キャサリンさんが2019年夏から沖縄本島の本部町に工房を開いているそうなので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。


南島焼工房

住所
沖縄県石垣市川平1218-263
電話番号
0980-88-2428
営業時間
10:00〜18:00(不定休なので事前に要確認)
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