自由な感性とものづくりへの真摯な姿勢から生まれる「宋艸窯」の器たち

美しい縞模様と深みのある色味、暖かな風合いの器で全国に多くのファンをもつ「宋艸窯」。

霧島温泉から鹿児島市へ向かう途中に位置する姶良市の住宅街に静かに佇む工房兼ギャラリーを訪れると、器たちの生みの親である職人 竹之内琢(たく)さんが笑顔で迎え入れてくれました。

職人 鹿児島県姶良市 Vol.6 2019/05/08

“好きなものを好きなように作る”が工房のモットー

竹之内さんは「宋艸窯」の2代目。現在は初代であるお父さんと二人で活動しています。

 

工房を見学させていただくと、竹之内さんとお父さんの作業スペースが分かれているのに気づきます。

 

理由を聞くと、「親父さんは、焼き物の基本は教えてくれましたが、自分と同じものを作ることを強制することはありません。だから、お互いが好きなものを好きなように作っているんです」

 

確かにギャラリーに並ぶ作品の作風は驚くほどバラエティ豊か。

 

そんな自由な感性から、現在「宋艸窯」を代表するデザインとなっている縞模様も生まれたのでしょう。


意外にも竹之内さんは子供のころは陶芸にはあまり興味がなかったのだそう。

 

高校卒業後は、石川県の金沢市立美術工芸大学で鋳金(ちゅうきん)を学び、そこから彫刻家のアシスタントなどの仕事をしていました。

 

そんなある日、大阪の展示会でとても魅力的な陶芸作品に出会い、土という素材やその表現方法にすっかり魅了。

 

32歳で実家に戻り、お父さんに師事することにしたのだそう。

 

「鋳金(ちゅうきん)ではオブジェなどを作ることが多かったのですが、陶芸だと日々の暮らしで使えるものが作れるのもいいですよね」


日常使いに最適なおしゃれで使い勝手のよい器たち

竹之内さんの手元から、リズミカルに刻まれていく縞模様。

 

デザインに合わせて縞の太さや幅などミリ単位で変わるのだそうで、繊細でありながらどこか力強さも感じます。

 

「鋳金(ちゅうきん)で培った金属のシャープな表現方法は陶芸にも生かされているのかもしれませんね」

 

静かな個性を放ちながらも、のせる料理を引き立てる「宋艸窯」の器たちは、竹之内さんの穏やかで温かな雰囲気をそのまま形にしたかのよう。

 

ギャラリーにはサイズや形、色などさまざまな種類の器がずらりと並び、その場で購入も可能です。

 

あまり外に出回っていないシリーズもここには揃っているので、お気に入りの一品を探しにぜひ訪れてみてください。

 

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宋艸窯

住所
鹿児島県姶良市平松5922
電話番号
0995-65-0614
営業時間
9:00〜17:00頃(不定休なので事前に要連絡)
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